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​路上で、ガチムチオネエに絡まれました

○幸子(サチコ)

17歳。高校二年生。卒業後の進路が決まらず悩んでいる。
目立たないが、程よく真面目で、友達関係も問題ない。学力は中の上くらい。
突出した特技が無いと嘆く。枝毛と白髪がコンプレックス。

○美男羅(ビオラ)
ガチムチオネエ。およそ20代後半。最近テレビに出始めたコメディアン。
偉そうでうるさい。ファッションが好き。女とは何かを語りたがる。
なんだかんだいい人。


(1:1)
幸子 ♀:
ビオラ ♂:


***


ビオラ「ちょっとあんた!そこの女子高生!!」

幸子「…え?あ、私…ですか?」

ビオラ「あんたよ!!ちょっと止まりなさい!!」

幸子N「ある日突然、私は…路上で、ガチムチオネエに絡まれました」

ビオラ「あんた…名前は?」

幸子「え?いや…あの…どちら様でしょうか…?」

ビオラ「あら、何!?私のこと、知らないワケ!?」

幸子「え!?えっと、どこかでお会いしたことが…?」

ビオラ「無いわよ!!初めて会うわよあんたとなんか!!」

幸子「ええ!?」

ビオラ「ったく…まぁいいわ。アタシは…こういう者よ」

幸子N「目の前のガチムチオネエは、黒い紙を差し出しました。金色の字で、何か大きく書いてありました」

幸子「び…おとこ…?」

ビオラ「『ビ・オ・ラ』!!あんた本当に知らないのね!?いいわ!!これを機に覚えなさいこの小娘!!」

幸子「こむすっ…!?」

ビオラ「はぁ…これでも結構有名な方だと思っているのだけれど…。あんた、テレビとか見ないわけ?」

幸子「え?えーと…たまに…」

ビオラ「たまに!?どのくらい見てるのよ!?一日何時間!?」

幸子「え、えっと…週に2時間とか…?」

ビオラ「はあ!?」

幸子「ひっ」

ビオラ「嘘でしょ…?これが現代っ子ってやつなの…?アタシの頃なんて、暇さえあればテレビにくぎ付けだったっていうのに…」

幸子「宿題とかやってると、自然と時間が限られてて…」

ビオラ「何!?あんた勉強してるの!?家で!?」

幸子「え、だめですか…?」

ビオラ「だめじゃないだろうけどおかしいわよ!!一番若くてきれいな時に、勉強ぉ!?!?信じらんない!!!」

幸子「いや…学生なので…」

ビオラ「バカじゃないの!!?」

幸子「ひっ」

ビオラ「女の美貌は時限爆弾付きなのよ!!?こっんな地味な恰好して…あんたそれでいいわけ!!?」

幸子「地味って…制服なんですけど…」

ビオラ「何よそのなっがいスカート!!あんた修道女か何か!?」

幸子「無宗教です…」

ビオラ「どうでもいいわよ!!」

幸子「ええ…」

ビオラ「問題なのは、そのダッサい着こなし!!あんたそれで青春渡り歩けるわけ!?」

幸子「いや…みんなこうですけど…」

ビオラ「何でその『みんな』ってのと同じでいいと思ってるの!?あんた本当に女!?」

幸子「あ…あなたに言われたくないです!」

ビオラ「はあ!?何が言いたいのよ!!」

幸子「だって…その…あなた………男じゃないですか!!!」

ビオラ「だまらっしゃい!!!!!」

幸子「ひぃっ」

ビオラ「いい!?このアタシが、見ず知らずのあんたのために、わざわざ足を止めてあげたのよ!?何でかわかるかしら!?」

幸子「し、知らないです…!」

ビオラ「あんたが幸薄そうに歩いてて、不愉快だったからよ!!」

幸子「は!?」

ビオラ「若い女が、そんな顔して歩いてて、許されるわけないでしょーが!!」

幸子「な…どういう言い分ですかそれ!!」

ビオラ「はぁ………女はね、華なのよ」

幸子「は…?」

ビオラ「一輪の華…周りに生きる活力を与える華よ。それが、女であり、それこそが、女の存在意義よ」

幸子「な…何ですかそれ…。女性批判ですか?」

ビオラ「バカ言ってんじゃないわよ!アタシがアタシを批判するわけないでしょーが!」

幸子「………はぁ、もうツッコまないけど…」

ビオラ「いい?女がどんどん活躍するのは私は大歓迎だし、女は自由であるべきだと思っているわ?…でもね!!あんたはだめよ!!」

幸子「は!?何で!?」

ビオラ「あんた…名前、結局何て言うのよ」

幸子「…」

ビオラ「ちょっと、さっさと教えなさいよ」

幸子「…怪しい人に教える名前はありません」

ビオラ「は!?」

幸子「これ以上変な言いがかりつけるなら、警察呼びますよ?」

ビオラ「ちょ…待ちなさいよ!!」

幸子「ほ、本当に呼びますよ!!」

ビオラ「わ、悪かったわよ!!だからちょっと落ち着きなさい!!そのスマホいっかいしまいなさい!!ね!!あんた美人よ!?かわいいわよ!?ね!!」

幸子「何が『ね!!』ですか!!そんな適当なお世辞に騙されませんよ!?」

ビオラ「すみませんでした!!!」(男っぽく)

幸子「………」

ビオラ「………あの、あなたがその…悲しそうに歩いていたもので…気になってしまって…その…こんなガチムチが声かけたりしてすみませんでした」(男っぽく)

幸子「………」

ビオラ「ただ!その、決して、悪いことをしようとしていたわけではなくてですね!ちょっと…元気づけたかった…だけなんですよ…ええ」(男っぽく)

幸子「………」

ビオラ「自分…その…そういう顔をされている女性を、放っておけない性分でして………」(男っぽく)

幸子「………ナンパ?」

ビオラ「ち、違います!!自分、恋愛対象として見れるのはジャニーズ顔の男性だけですから!!」(男っぽく)

幸子「じゃあ、何でですか?」

ビオラ「こればっかりは、性分ですから…。強いて言うなら、仕事柄っすかね…?」(男っぽく)

幸子「………」

ビオラ「………」

幸子「………幸子」

ビオラ「え?」(男っぽく)

幸子「私の名前。幸子って言います。幸せの子で、幸子」

ビオラ「…!ゆ、許してくれますか!?」(男っぽく)

幸子「その…とりあえず、話は続けてあげます。ですが!どこかに連れ込もうとしたり、誰かを呼んだり、ちょっとでも変な行動を起こせば、すぐに警察を呼びます!」

ビオラ「あ…あ………ありがとおおおぉ!!」(オネエにもどる)

幸子「ひぃっ!!」

ビオラ「あんたっ…ほ゛ん゛っと゛…ズビ…いい女だわぁーっ!!!」

幸子「そ、それ以上近づかないでください!!」

ビオラ「あらっ…ズビ…ごめんなさいね…ズズー」

幸子「とりあえず、ティッシュあげるんで鼻水ふいてください」

ビオラ「ありがとぉ………ズズズーーー!!!」

幸子「で?私がどうなったら満足なんですか?」

ビオラ「…!そう!そうよ!!幸子、あんた…もっと輝きたくはないの?」

幸子「え」

ビオラ「表情も暗いし、その…オーラみたいなのも、まるで50歳未婚のババアみたいよ?」

幸子「ぐぬう」

ビオラ「10代の若者にしては…かなり老けて見えるわ」

幸子「ぐぬぬう」

ビオラ「そんなんになるって…何か悩みでもあるわけ?」

幸子「悩み…?」

ビオラ「こうして話している間にも、あんたの白髪3本は見つけたわよ」

幸子「ぐぬぬぬう…!………悩み、ありますよ」

ビオラ「私でよければ聞くわよ」

幸子「…私、普通なんです」

ビオラ「え?」

幸子「習い事とかやったことないし、部活も入ったことないし、勉強も普通かちょっとできるかどうか…ってぐらいで、特にこれといった特技がないんです」

ビオラ「いいじゃない、勉強できるんでしょ?」

幸子「今は、ですけどね。部活入ってないし、趣味も何もない私は、勉強する時間がたっぷりありますから…。…でも、今部活やってる子達が引退して勉強するようになったら…きっと今のようにはいかないし…」

ビオラ「………はぁ。何あんた、他人と比べてるわけ?」

幸子「でも、受験ってそうなんです。他人との競争だから…比べなくっちゃ話にならないんですよ」

ビオラ「あら、受験生なのね」

幸子「今時ほとんどの高校生は受験しますよ」

ビオラ「アタシはしてないわ?」

幸子「あーはいそうですか」

ビオラ「あんただんだん辛辣になってきてない?」

幸子「気のせいですよ多分。………私の友達…2人いるんですけど」

ビオラ「少ないわね」

幸子「うるさいです。…そのうち、一人は陸上部のエースなんです。来年の夏は、確実に全国大会で活躍するだろうって言われてて…たまに雑誌とかの取材も受けるような、すごい子なんです」

ビオラ「あら!そんな子とお友達なんてお得じゃない!…わ、悪かったわよ、スマホしまいなさい!…続けて?」

幸子「もう一人は、私と同じで部活入ってないんですけど…すごく勉強ができるんです。学校でダントツ一番。全国模試でも、10本の指に入るくらい。受験も、研究したいことがあるからって、海外の大学も視野に入れているような…これまたすごい子なんです」

ビオラ「あら!おとk………ゴホン!素敵なお友達じゃない?」

幸子「そう…素敵なんです、二人とも。私なんかとは比べものにもならないくらい」

ビオラ「…」

幸子「彼女たちには夢がある。やりたいことがある。そして、それを叶えるための努力をしてきている。…それなのに私は、今まで目の前の宿題を片付けることしか考えてなくって、言われたことだけを淡々とこなしてきて………結局、自分がどうしたいとか、何も思いつかない、寂しい人間になってしまったんです」

ビオラ「幸子…」

幸子「ビオラさん…でしたよね。私、あなたに散々いろいろ言いましたけど、あなただって、自分のしたいことをしてきたんでしょ…?」

ビオラ「まぁ…そうだけれど。よくわかったわね」

幸子「その見た目してれば誰でもわかります。…今日、進路をどうするか担任の先生と話してきたんです。どこの大学を受けるか…って。私、どこがいいとかよくわかんなくて…先生は、私の学力で入れる大学をいろいろ提案してくれましたが…私、どれも同じに見えちゃって。学部も全然違ってたのに、なんか…気づいたら…『どれでもいいから、楽なところがいいな』って思ってて………。そんな自分に、幻滅しながら歩いてたんです」

ビオラ「…なら、別に大学なんて行かなくたっていいじゃない」

幸子「でも、だからといって、やりたいことが何もないんです。就活するって言っても、特技もない高校生が就職なんてできませんよ」

ビオラ「…やってみたこともないくせに」

幸子「そんなのないですよ。でも、ちょっと考えればわかります」

ビオラ「………幸子」

幸子「あー…ごめんなさい。別に慰めてもらいたいとかじゃないので、だいじょうぶで…」

ビオラ「幸子。あんたのこと、ちょっとわかったわ」

幸子「え?」

ビオラ「いいかしら幸子!!女はね、華なの!!華!!!」

幸子「え…あ…はい」

ビオラ「まずはその恰好なんとかするわよ!!!」

幸子「え!?いやだから制服…」

ビオラ「制服はいいのよ別に!!着こなしがダサいのよ!!アタシ、こんなの許せないわ!!」

幸子「あーもう…だから…!」

ビオラ「周りも同じだって!?あんたねぇ!!そうやって周りに合わせてばっかりだったから今困ってるんでしょうが!!」

幸子「え…?」

ビオラ「あんた、多分優しいのね。周りのことばっかり気にして、自分のことなんて全然見つめてあげれてない…。まったく…泣いてるわよ?あんたの華が」

幸子「…華?」

ビオラ「華はね、誰かに見てもらえていないと、すぐに枯れちゃうの。でも、残念だけど、社会はそんなに甘くなくってね。みんな、誰かを十分に見守ってあげられるほど暇じゃないのよ。アタシなんて、特にそうだったわ」

幸子「ビオラさん…」

ビオラ「でもね!唯一!たっぷり華を見守ってあげられる人がいるの!!誰かわかる!?………自分自身、よ」

幸子「…」

ビオラ「自分の華を輝かせるのは自分。他人に頼ってちゃ、華はすぐに枯れるわ。華も、筋肉も」

幸子「筋肉は知らないです。…輝かせるのは、自分…か。…そんなの、そんなのわかってますよ…」

ビオラ「いーやわかってない!!わかってないわ!!だから今から教えてあげる!!まずは、そのピシっとあげた靴下!!下げなさい!!」

幸子「ええ、靴下!?」

ビオラ「そうよ!!ルーズに下げて、自慢の脚を曝け出しなさい!!若さとともにね!!」

幸子「いやです!!」

ビオラ「下げろ!!」

幸子「ひぃっ」

ビオラ「おっといけない…とにかく、言われた通りにしてみなさい!この美女を信じなさい!」

幸子「………すごくいやだなぁ」

ビオラ「あんたほんと遠慮なくなってきたわね…いいから下・げ・る・の!!本当は無理矢理下げさせたいけど、痴漢扱いされたくないし、こっちは譲歩してんのよ!?」

幸子「何ですかその言い分!!」

ビオラ「うるさああい下げろおおおお!!!」

幸子「………わかりましたよ…。………うーん、落ち着かない…」

ビオラ「よし。けど…このままだとなーんか、短足に見えちゃうからぁ…そうねぇ…あんたスタイルは悪くないんだし、もっと脚だしましょ!スカート!いっちゃいましょ!」

幸子「え?いくって?」

ビオラ「短くする以外にないでしょ!?」

幸子「ええ…とっても嫌です」

ビオラ「だまらっしゃい!!あんたねぇ、確かに膝丈スカートはトレンドっちゃトレンドよ?だけどねぇ、ファッションってのは、トレンド追ってりゃいいってもんじゃないの!!あんたはあんたの良さを活かすの!!そ・れ・が、ファッション!!」

幸子「なんか…活き活きとしだしましたね」

ビオラ「そりゃそうよ!!さ、スカート…そうね、2回くらい折っちゃいなさい!!そしたら短すぎなくて、丁度いいわ!!」

幸子「うう…ぐぬう………はぁ。………これで、いいですか…」

ビオラ「うんうんうん!!いいじゃない!!うふふふ…燃えてきたあああああ!!!!」

幸子「ひぃっ」

ビオラ「次はブラウス!!!その長袖、ぴっちり伸ばして袖口までしめて…苦しくないわけ!?ガッとまくりなさい!!!ガッと!!!」

幸子「わ、わかりましたよ…!…これでいいですか!?」

ビオラ「まだまだまだまだまああああだああああ!!!」

幸子「ひぃっ!!!…もう!そのうるさいのやめてください!」

ビオラ「…あんた、そのリボン…もっと下げれないの?」

幸子「リボン…?ああ、これはダメですよ。ボタンでつけるタイプですから、長さとか変えられないんで」

ビオラ「じゃあンなもんとっておしまい!!!?」

幸子「ええ…」

ビオラ「そんなテディベアみたいなリボン邪魔よ!!あんたみたいな根っからの口の悪い小娘は、もっと生意気な恰好してた方が輝くわ!!!」

幸子「こむすっ…」

ビオラ「ほら!!!さっさととる!!!」

幸子「………っはい!!これでいいですか!!」

ビオラ「最後!!そのヘアースタイル!!!」

幸子「え、髪!?」

ビオラ「こればっかりは今はどうしようもないけどね…あんた、お風呂上り、自然乾燥とかふざけたことぬかして、ぬれた髪のまま部屋中をうろつくタイプでしょ」

幸子「ぐぬぬう」

ビオラ「黒髪ロングは、最上級の手入れを施せる女だけの特権よ!!!あんたみたいなだらしない女はねぇ!!潔くショートにしなさい!!その方がまだマシよ!!」

幸子「え、やだ!のばしてるんだもん!」

ビオラ「黙れ小娘ぇっ!!」

幸子「ひぃっ」

ビオラ「黒髪ロングが好きな男は多いわ…。アタシだって、似合うもんならそうしたいわよ。でもね!!自分の良さを!!引き出すのが!!ファッションッ!!!わがまま放題の女なんてね、みすぼらしいだけと知りなさい!!?」

幸子「うっ…うっ…」

ビオラ「いい!?ボブにしなさい!!ショートに抵抗あるならちょっと長めにしてくださいって美容師にいいなさい!!前髪は好きにすればいいわ!でもあんた目が大きいんだから、長くない方が映えるわよ!」

幸子「うっ…うっ…でも、ロングがいいよぉ…」

ビオラ「ったく、このわがまま娘めっ…。いいわ、ロングにすればいい。ただし!!必ず毛先を切ってもらいにいきなさい!!そして、髪の手入れの仕方を1から10まで教えてもらいなさい!!あんた枝毛多すぎよ!!遠目から見てもまるわかり!!ダッサ!!」

幸子「うっ…うっ…ひっぐ…」

ビオラ「わかったら今日はとりあえずポニーテールにでもしてごまかしときなさい!!ごまかしきれてないけどね!!!ほら、ヘアゴムあげる!!」

幸子「うっ…うぅっ…いただきますっ…」

ビオラ「…は!?あんたそれポニーテールのつもり!?嘘でしょ!?信じらんない!?そんなんじゃただでさえ老けた印象与えてるのに、余計老けて見えるだけよ!?あーもういっそのこと…」

幸子「うわあああああああん!!!!」

ビオラ「あ、こら!!逃げるな!!!待てこら幸子ぉ!!!!」

幸子「おまわりさあああん!!!」

ビオラ「あ、おいやめろ小娘っ!!!!くっ、ここまでか…クソ!!サツ呼ばれる前に逃げるわ!!!幸子!!!髪の手入れすんのよ!!!?あと警察呼ぶのやめなさいよ!!?じゃあね!!!バーイッ!!!!」


幸子N「こうして、ただでさえボロボロだったメンタルを、さらにタコ殴りにされた私は、大泣きしながら走って帰った。憎たらしくも、下がった靴下や短いスカートのおかげで、ちょっと走りやすかった…気がする。家に帰ると、お母さんがそれはもう心配してくれた。とりあえずお風呂に入りなさいと促され、湯船の中でも大泣きした。…ようやく泣き止んだ頃、お風呂から上がり、いつものようにリビングのソファでぼーっとしていた。…その時だった。テレビから、最早聞き覚えのあるガチムチオネエの声がした」

幸子「…何あいつ。あんなに偉そうにしてたくせに…」

幸子N「テレビには、見覚えのあるガチムチオネエが、バラエティ番組のしょうもない企画で、全身粉まみれになっていた」

ビオラ「いやああああんもうううう!!!こんなんじゃお嫁にいけないわあああ!!?」

幸子「………ぷっ…くくっ…ふふっ………あははははは!!!ざまぁみろ!!!」

幸子N「ひとしきり笑ってやった後、ソファから立ち上がり、私は…お母さんのヘアオイルを借りることにした」


FIN.

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